数学の教科書の良さの一つに、体系化された形で記述されている点です。
例えば、ベクトルの単元の目次を見てみると
第1章 平面上のベクトル
第1節 ベクトルとその演算
1 ベクトル
2 ベクトルの演算
3 ベクトルの成分
4 ベクトルの内積
研究 三角形の面積
第2節 ベクトルと平面図形
1 位置ベクトル
2 ベクトルの図形への応用
3 図形のベクトルによる表示
研究 点と直線の距離
体系的にすっきり整理されていますね。
どこに、なにがあるのか一目瞭然です。
教科書で学ぶメリットの一つが、体系化された知識を吸収できる点です。
同じように体系化されているものに歴史があります。
平安時代、鎌倉時代、戦国時代など
その時代ごとに出来事を整理してあります。
整理されているから覚えることができます。
これを、時代区分なしで、脈絡もなく覚えようとすると、
ものすごく大変ですね。
高校数学も同じです。
体系化されているから記憶に引っかかる。
教科書の目次を活かして、
体系的に、効率的に数学を学びたいですね。