中学で数学が伸びる生徒の特長は
間違えを恐れない生徒です。
逆に、中学で数学が伸び悩む生徒の特長は
間違えることを極度に嫌う生徒です。
確かに
間違えることを嫌う生徒
=見直しがしっかりできて失点が少ない生徒
という面はあります。
しかし、間違えを極度に嫌う生徒は
難問が目の前に出された際に
「自分には無理」と思っていて
難問にチャレンジする前に
敵前逃亡を図ります。
難問を避けることで、「間違え」をすることはありませんからね。
でも、それでは数学が伸びないんですよね。
定期テストでは80点は行くでしょうが
残りの20点が取り切れない。
間違えを極端に嫌う要因を探ると
小学校の時の学習習慣に起因しています。
自分の解ける問題だけ繰り返し練習をしている生徒は
このような症状に陥りやすい。
難問を前にして
間違えても良いからチャレンジする。
間違えたら、正解に辿りつくように粘り強く考える。
時にはヒントをもらいながら、自力で解答にたどり着く。
この達成感を積み上げて来たか、来なかったか
その差が中学以降の数学での差につながります。
小学生の保護者の方に是非実践してほしいことは
間違えても叱らない。小言を言わない。
間違えた問題を最後まで解ききる経験を多く積ませる。
この2点を実践できれば、中学で数学が伸びる下地が出来上がります。