中学受験の算数において
わからない箇所を保留することも必要です。
なぜなら、理解度は個々の発達段階に応じて異なるからです。
新しい概念や考え方をスーッと吸収できる単元もあれば
途中まで理解できるが、途中から、説明の内容がモヤモヤする、
完全な理解ではなく、8割の理解の問題もあるからです。
説明がモヤモヤする。しっくりこない。
この感覚は大切です。
そこを保留せずに、無理矢理暗記することはお勧めしません。
モヤモヤするのは、新しい概念に頭が慣れていないからです。
ある意味、その子の理解度を超えた部分だからです。
例えば、限度を超えた食事は体を壊します。
それと同じく、限度を超えた詰め込みは頭を良くしません。
むしろ機能が低下します。
◾️対処法は、どこまで分かったのか、
どの部分がモヤモヤするのかをはっきりさせておく。
◾️一旦、保留して、別の機会に復習をする。
よくあることですが、別の単元、概念を吸収してから、
保留した問題を解き直してみると、
解けることがあります。
解説がスーッと腑に落ちることもあります。
だから、一旦保留は弊害ではありません。
むしろ、無理矢理丸暗記の方が、弊害です。
なぜなら、分かったつもりの問題が増えるだけですから。
それは実戦で使えると解法=道具ではありませんよね。
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