今年、小学校の教科書が改定されます。
「プログラミング」が新設されることと
英語が教科として実施されることに
この2点に注目が集まっています。
しかし、算数も大幅に、しかもより深く改正されます。
【算数の改正点】
◼️全領域を再編成します。
従来の「数と計算」「量と測定」「図形」「数量関係」という4つの領域を解体し、
「数量関係」を時代の変化に合わせてデータの活用という領域に発展させます。
◼️データの活用を強化します。
これまで中学であつかっていた「中央値」「最頻値」を小学生での学習内容におりてきます。データの整理理方法を学んでいきます。
◼️資料見て課題を発見していきます。
帯グラフ、円グラフ、折れ線グラフの資料を提示され、そこから読み取れる課題を話し合うそのような授業構成が予定されています。
◼️データを分析する上で重要な「割合、比」が教科重点項目になります。
今まで以上に、割合、比を使いこなすことが求められています。
時代の変化に合わせて、分析力と思考力を重視する方向性の改革と言えます。
小学校の段階で学力差がさらに開きますね。
自分の頭を使って、判断し、考察する能力が問われます。
もちろん、小学教科書の変化は、高校入試の変化に直結しています。
確かに典型例題を覚えること、使えることは大切です。
なぜなら、解法の【道具】を手に入れるためです。
しかし、最近の高校入試の問題を分析してみると
【道具】を揃えただけでは解けない問題が散見されます。
問題文を分析する力、条件を見つける力、それらが問われています。
それらの能力を小学生のうちに、たっぷり身につけたいですね。
高校入試を踏まえた、学力の土台づくりは、小学生から始まっていると思います。